2014年09月20日

羽前水沢 水澤化学工業水沢工場専用線

水澤化学工業水沢工場専用線は羽越本線羽前水沢駅に隣接した専用線で工場で生産された製品をコキ車で出荷していた他、原料の濃硫酸タキの到着もありましたが、2014年4月末頃に廃止となったそうです。

写真は羽前水沢駅ホームから見た専用線の様子です。主力製品のガレオンアース(活性白土)用の青いタンクコンテナの載ったコキ車や濃硫酸タキの姿が見られました。

濃硫酸タキは安中の東邦亜鉛などから到着しておりましたが、2008年3月改正で一足先に廃止になっております。
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ガレオンアース(活性白土)用のUT20Aタンクコンテナの載ったコキ車です。このコンテナは全国各地に発送されているので、見たことのある方も多いのではないでしょうか。
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製品のタンクコンテナへの積み込みは専用線終端のホッパーで行われていました。専用線廃止後はここにUT20Aを積載したトラックが直接乗り入れて荷役を行っているそうです。
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こちらは濃硫酸の荷役設備です。黒い化成タキたちの姿も遠い昔のこととなってしまいました。(´;ω;`)
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ここには2006年と2007年の2回訪問しましたが、酒田港と掛け持ちをしていた事もあって、滞在時間を長く取ることが出来なかったので、スイッチャーの動いている様子を撮影する事が出来ませんでしたが、3880レの到着・入れ替えシーンは撮ることが出来ましたので、その時の様子を簡単に紹介します。

3880レが酒田方面から中線に到着します。(2007年8月)
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専用線の端には連結待ちのコキ車が既にスタンバッています。
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到着した列車は数両が切り離された上で一旦、新潟方面へ引き上げられます。
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引き上られげた列車はバックで専用線に進入して来ます。
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出荷コキ車の連結が終わりました。
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コキ車の連結が終わった列車は再度新潟方面へ引き上げられたのちに再度中線へ転線し、中線の残りの編成と連結されたのち、出発まで待機します。
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こちらは2006年に撮影した同アングルの写真です。いずれも化成品タキや水沢化学のブルーのUT20Aが連結された専用貨物らしい編成が魅力的な列車でした。
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ここのぬしは北陸重機製(20t?)のブルーのスイッチャー君でした。2006年に訪問したときはサビが目立つ残念な姿でしたが
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翌年再訪した時はきれいに塗り替えられておりました。
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しかしながらその後、この子はお役御免となって酒田港の東北東ソーにいた協三30t機と交代になったそうです。


スイッチャー君たちの入換え撮りたかったな~
posted by ぷっぷく at 19:20| 廃止専用線 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする