写真は岩沼駅ホームから見た専用線の様子です。
こちらは駅外から見た駅のヤード及び専用線の様子です。写真中央の専用線でタキ車が荷役中の様子が分かります。
専用線はタキ車の引き上げ線と荷役線のみのこじんまりとした専用線でした。専用線の真横に生活道路が通っていたので、専用線の様子を間近に見る事が出来ました。
ここの入換はアント君が担当していました。
タキ車の荷役中の様子です。
専用線で運用されていた日本陸運産業(現日陸)のタキ18600です。当時全国でも扇町~岩沼間でしか運用されていなかった珍しいタキ車で、白くて長いタンク体特徴的でした。
ここで運用されていたタキ車たちは一見皆同じように見えてタンク体等に細かな差異があったり、常備駅が神栖駅・越中島駅・村田駅(現千葉貨物)などバラエティーに富んでいたのが興味深かったです。
岩沼駅構内の入換はJR貨物のスイッチャー(協三20t機)が担当していました。JR貨物のスイッチャーの塗色はオレンジ色が多数ですが、ここは珍しい青・白でした。(ここ以外では川崎車両所でも見られます。)
駅ホームから見たスイッチャー君の寝床です。(まるで犬小屋ww)
タキ車の車票です。危険品車票を示す赤ラインが入っています。
工場内で荷役中の液化アンモニウムのローリー車です。タキ車と同様に白色に塗られています。これは高圧ガス保安法容器保安規則で塗色が規定されている為で、液化塩素車の黄色(タキ5450)やLPガス車の灰色(タキ25000)などがよく知られています。
【おまけ】
丸昭興業のあった岩沼駅の西側には専用線の他に砕石線があり、JRのホキ800が入線しているのが見られます。
運用は不定期なので、完全に時の運ですがまれにED75による入換の様子や積車のホキの姿などが見られます。
岩沼には以前仕事の関係で駅から歩いて行ける所に住んでいたので、専用線好きの私にとっては最高の環境でした。住んでいた当時、休みの度に専用線や数少なくなったED75が牽く貨物列車を撮りまくっていたのが懐かしいです。 ( ´∀`)
次回は岩沼駅に接続するもうひとつの専用線を紹介します。