2015年04月25日

萩野 日本製紙白老工場専用線

日本製紙白老工場専用線は室蘭本線萩野駅から工場を結ぶ専用線で陣屋町駅(室蘭港)から原料の木材チップが専用ワム車で搬入されていた他、コキ車によって製品の出荷もされていましたが、2008年3月に廃止になりました。


写真は萩野駅の駅舎です。訪問した当時(2006年~2007年)は有人駅でしたが、2011年以降は無人化されてしまったそうです。
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駅の構内にはヤードが広がっています。
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以前は本輪西から石油タキ車も到着していたそうです。
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駅構内での入換の様子です。写真は陣屋町からDD51に牽かれてやってきた列車をヤードへ押し込んでいるところです。手前に写っている茶色いスイッチャーがここのぬしの北陸重機君(日通)です。
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チップを積んだ列車のヤードへの押し込みが終了するとDD51は機回しを行い先にヤードで待機していた返空列車に連結します。
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その後一旦室蘭方面へ引き上げを行い、
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駅のホームに停車し、出発の時間まで待機します。
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DD51の入換が終了するといよいよスイッチャー君が登場し、陣屋町から到着した列車を工場へ引き込んで行きます。
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茶色のスイッチャーというのも珍しいですね。
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スイッチャーに牽かれた列車は専用線をゆっくりと進んで行きます。
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工場内の専用線の様子です。製品出荷用のコキ車の姿もちらっと見えますね。
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ここで活躍していたのは、チップ輸送専用にワム80000を改造したワム80000の480000番台が使用されていました。このワム車は積荷のチップを積み込む為に屋根が無蓋化された他、積荷取卸し用のあおり戸が片面のみ取り付けられています。また、積荷の水濡れ・飛散防止の為に運用時は屋根にカバーが取り付けられていました。
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こちらはあおり戸の取り付け改造がされていない面です。塗色を除けばワム80000の原型を留めています。訪問した日はラッキーな事にトップナンバーに出会う事が出来ました。 ヽ(*゚∀゚)ノ ラッキー!
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駅構内のヤード上には跨線橋があり、そこから改造された屋根を間近で見学する事が出来ました。
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単一形式で統一された専用貨物編成が素敵でした。 ( ´∀`)
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ここは訪問当時、すでにここでしか見られなくなった木材チップ貨車の最後の砦だったので、廃止は残念でした。
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次回は陣屋町駅での木材チップの積み込みの様子を紹介します。
posted by ぷっぷく at 00:31| 廃止専用線 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする