数年ぶりに沿線随一の撮影ポイントの国道132号線と交わる踏切(千鳥町踏切)にやって来ました。ザ・工業地帯という感じの風景がお気に入りです。後ろに見えている太平洋セメント川崎サービスステーションのサイロもいい感じです。
列車が来るまでにまだ時間があったので、先に西群線に財源の状況確認に行ってみると、ヤードには一両だけのコキ車がぽつ~んと佇んでいました。この西群線のヤードには日本触媒の液化酸化エチレンの荷役設備が隣接しています。
時間が近づいてきたので、再度踏切へ戻ってコキ車お迎えの203レを待ちます。程なくしてブルーの神奈臨のカマの姿が見えて来ました。

この日の担当はDD55 19でした。
踏切には遮断棒が無い為、ここを通るときけたたましい汽笛を鳴らしながら通過して行きます。隣の踏切を行く後追いの姿ですが、動画をどうぞ^^
再生できない場合、ダウンロードは🎥こちら
返しの204レもここで撮影します。コキ車を牽いた204レがやって来ました。
いや~ 激シブです^^
コキ車のデッキに乗った操車さんがカッコいいっすね。 (・ω´・) カコイイ!!
久々の千鳥町貨物を撮影のあとは、再び西群線へ。ここも近年フェンスが設置されて撮影がしづらくなってしまいました。(目の前に液化酸化エチレンの荷役設備があるので当然ですが・・・)
ここは工場萌えの方々の撮影ポイントとしても有名ですね。
構内の外れにはアント君の姿がありました。今となっては少なくなったアントによる入換え風景が日常的に見られる場所としてもここは貴重なところです。
そういえばここにはもう一か所、エチレンの荷役線があったのですが、だいぶ前に廃止になったみたいで、線路はすっかり剥されて緑地帯になっていました。
こちらが以前ここにあった荷役線の様子です。残念ながら結局ここで荷役をしている貨車の写真を撮影する事は出来ませんでした。
西群線を撮影のあとは、千鳥東線の方へも行ってみました。写真は千鳥東線との分岐点で、分岐している方が本線で手前の方に直進している線路が千鳥東線になります。
千鳥東線はすぐ近くにある昭和電工付近まで伸びており、工場のところで専用線が分岐しています。
この日はラッキー!! な事にEDTA積載のコキ車が荷役線にいました。個人的にこの専用線に貨車がいるのを初めて見る事が出来ました。
ただ、積載されたコンテナの番号をよ~く見てみると、なぜか事業用のZD19Dが積まれていました。この日の出荷がコンテナ1個だけだった為に反対側に死重用のコンテナとして積まれていたのでしょうか。いずれにせよ、えらくレアな風景を見る事が出来ました。 ( ´∀`) ラッキー
千鳥東線は昭和電工専用線分岐地点から数十メートル先で終了していますが、
車止めの先には“とまれみよ”の踏切看板があり、線路跡も残っています。
千鳥東線はかつては昭和電工の先の東京油槽付近まで伸びており、かつては写真の様に遊休貨車が休んでいる姿がたまに見られましたが、かなり以前から殆ど使用されておらず、昭和電工から先の区間は近年廃線となっています。
千鳥線はディープな臨海鉄道の雰囲気満載でたまりませんね~また、こよっと。 (゚∀゚)
【おまけ】
先に紹介した太平洋セメント川崎サービスステーションのサイロと千鳥線の線路を挟んだ先には千鳥運河があり、
この日は太平洋セメントの函洋丸の姿がありました。一見、普通の内航用のバラ積船みたいな船体ですが、
ごっつい外観のセメント輸送装置が独特です。