2019年12月21日

惜別 宇高航路

御存じの方も多いと思われますが、岡山県玉野市の宇野港と香川県高松市を結んでいた宇高航路が四国急行フェリーの撤退により、12/15をもって運航休止となってしまいました。

私が最後に乗船したのは約1年前の高松→宇野が最後となってしまいました。本当は9月の引っ越しの前にもう一度乗船したかったのですが、時間は無くて乗船できなかったのが悔やまれます。
1.jpg

2.jpg

1年前の時点ですでに1日5往復まで削減され、気軽に乗船できないダイヤになっていたこともあってか、乗船代は激安だったのに船内はガラガラで今回の航路休止を予感させる状態でした。
3.jpg

4.jpg

5.jpg

それでも徒歩客の姿もみられ、この航路が住民の日常の足に使われている事を示していました。
6.jpg

かつて航路が盛況な頃、フェリー乗り場は常に乗船の順番待ちの多くの車で溢れていましたので、寂しい限りです。
7.jpg



ここで活躍して来た船たちを紹介します。

第八十玉高丸 この船は共同運航していた津国汽船が運航を担当していました。玉高丸の名前は、玉野市と高松市から1字ずつ取って名付けられています。
8.jpg


第八十五玉高丸
9.jpg

10.jpg

11.jpg

12.jpg

後部には航路の宇野⇔高松の文字が誇らしげに掲げられていました。
13.jpg


第八十五玉高丸
14.jpg


第一しょうどしま丸 2017年の3月に玉高丸の2隻が引退し、小豆島航路で活躍して来た第一しょうどしま丸が1隻で宇高航路を守って来ました。
15.jpg

17.jpg

宇高航路へ転じたのちに側面には「四国フェリー」のロゴと
16.jpg


船首には「うどん県マーク」が描かれました。
18.jpg

最後に乗船した時に船内で食べたうどんの味は格別でした。
19.jpg



宇高航路といえば2012年まで就航していた宇高国道フェリーの事も忘れる事が出来ません。かつては四国フェリーと競合し、終夜運航でそれぞれが1日50往復も運行して時代がありました。フェリー乗り場の近くにいるといつでもフェリーたちの姿を見る事が出来ました。
20.jpg

21.jpg


宇高国道フェリーで活躍していた船たちです。

こんぴら丸
22.jpg

こくどう丸
23.jpg

たかまつ丸
24.jpg

フェリーの車両甲板はいつもトラックでいっぱいでした。
25.jpg


高松港では四国フェリーグループのフェリー同士の競演も見る事が出来ましたが、この光景も過去のものとなってしまいました。
26.jpg

27.jpg

28.jpg


正直覚悟はしていましたが、伝統ある宇高航路が休止になってしまい、本当に残念です。





【おまけ】
宇野港のフェリー乗り場近くの建物には懐かしの宇高連絡船のパネルが掲げられています。
29.jpg
この写真を見ると、改めて泣けてきます。




posted by ぷっぷく at 13:27| フェリー・艦船・船 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする