2017年01月14日

新日鐵住金 尼崎製造所構内軌道

久々の現役専用線の紹介です^^

新日鉄住金 尼崎製造所は石炭火力発電所で使われるボイラチューブなどのシームレスパイプを製造している工場で、製造所構内でナローゲージの構内軌道が現役で使用されています。通常構内軌道は工場内にある為、部外者が見る事は出来ないのですが、ここの素晴らしいところは工場の間に県道57号尼崎港線が通っており、東西の工場を結ぶために軌道が県道を横断している事から踏切を渡る列車を撮影する事が出来ます。
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ここは2回目の訪問で1回目の訪問時はお盆休みだったため、列車の運行を見る事が出来なかったので、先日再訪問をしてきました。

当日、現地に着くと・・・。おっ! 早速サイレンを鳴らして列車がやって来ました!!
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ちっちゃなナローゲージの機関車が堪りません。現役のナローゲージをこの目で見る事が出来て感無量です。 。゚(T^T)゚。 カンムリョウ
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なんの積み荷かすごく気になります^^
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列車が踏切を渡るときは路面電車の信号と同様の黄色い矢印が点灯します。
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列車が通る前に係員さんが踏切にやって来ると、
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後ろから機関車に押された列車がやって来ました。
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列車が踏切を渡るときは「軌道車が通ります。ご注意ください。」という放送が大音量で流れる中、機関車がけたたましいサイレンを鳴らしながらやって来ます。
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機関車のアップです。キャブの運転士さんと比べてもらうと、機関車の小ささが分かって頂けると思います。この黄色の塗色は新色だそうで、以前は緑色が主だったそうです。
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そんなこんなしていると、その緑色の機関車がシームレスパイプ?を積んだ貨車を押してきました。
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個人的にはこの緑色の方が好みです。 ( ´∀`)
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なんとも素晴らしいシチュエーションですね~
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この日はラッキーな事に立て続けに列車がやって来てくれましたので、短い滞在時間でしたが、結構楽しませて頂きました。
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このブログ初めての企画ですが、踏切を渡る機関車の動画を貼ってみます。




先に書いた通りここは構内軌道の為、公道から見る事が出来るところは殆ど無いのですが、上記の踏切のほかにも若干ですが見る事が出来る場所があります。今度はこちらを走る列車を撮影してみたいものです。
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【おまけ】
初めて昨夏にここを訪問した時にレールを満載したトラックが止まっていました。
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構内を覗いてみると、構内軌道の工事中でした。この日列車の運行は見れませんでしたが、エエものが見れました。 ( *´エ`) エガッタ
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posted by ぷっぷく at 23:03| 現役専用線 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年01月17日

石巻港 日本製紙石巻工場専用線

日本製紙石巻工場専用線は仙石線貨物支線の石巻港駅に隣接する専用線で工場で生産された紙製品を運ぶコキ車が入線します。日本製紙石巻工場は東日本大震災で被災し壊滅的な打撃を受けましたが、現在は復興し専用線も復活しております。復活の際に工場内の線路配置の見直し及び整理が行われている為、現在は以前の姿とは大きく変わっています。

今回は震災以前の姿(2005年~2007年)の姿を紹介します。
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写真は専用線隣接のJR貨物の石巻港駅の様子です。石巻港駅も被災後、復旧の際に線路の大幅な整理が行われて以前とは大きく姿を変えているそうです。石巻港駅についてはまた別の機会に紹介させてもらおうと思っています。
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ここは専用線の中の様子を伺えるポイントが殆んど無い為、撮影が難しい専用線です。写真は唯一といっても過言ではない、踏切(釜踏切)から見た専用線の様子です。タイミングが合えば専用線のスイッチャーによる構内入換の様子を撮影する事が出来ます。
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写真の中央の線路が貨物支線でこの線路を挟んだ右側が石巻港駅、左側が日本製紙専用線になります。
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写真の様に専用線内は被災前は数多くの線路が分岐していましたが、復旧の際に線路の多くが整理されてしまった為にこれらの枝線は見られなくなってしまった模様です。
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釜踏切から撮影した専用線の入換えの様子です。
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釜踏切の他は石巻港駅のヤードからも工場内を行き来するスイッチャー君をかろうじて見る事が出来ます。しかしながらかなり距離がある為、望遠レンズが無いと撮影はちょっと厳しいです。
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この専用線には3両のスイッチャーが在籍していました。

DD40A1(北陸重機?40t機)
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DD40A2(北陸重機?40t機)
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D35-2(日本車両35t機)
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D35-2のナンバーのアップ
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この3両のスイッチャーのうち、DD40A1とDD40A2は奇跡の復活をとげて現在も現役ですが、D35-2は残念ながら廃車となっています。



今は遠くに住んでいる為、かつて住んでいた宮城への訪問がいまだ出来ていないのですが、いつか復活した現在の専用線の姿を撮影に訪問したいなと思っています。



【おまけ】
先に紹介した写真を見てお気づきかと思いますが、ここのスイッチャー君の後ろには必ず控え車が連結されています。
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妻板の形状からしてワム車の改造でしょうか??
posted by ぷっぷく at 00:27| 現役専用線 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年12月06日

岩沼 日本製紙岩沼工場専用線

日本製紙岩沼工場専用線は東北本線(常磐線)岩沼駅から工場を
結ぶ専用線で工場で生産された紙製品を運ぶコキ車が入線します。
出荷された紙製品はかつては北王子駅まで発送されていました。
物流倉庫廃止に伴ない北王子駅への輸送は廃止されてしまいました
が、今でも鉄道貨物輸送自体は着駅を変更の上で継続しています。

写真は工場付近の踏切から見た岩沼工場の様子です。
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専用線の列車の授受は岩沼駅南にあるヤードにて行われます。この
専用線は午前と午後に1日2回の出入場がありますので、撮影する
チャンスが比較的多い専用線です。
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JR機に牽かれた列車が駅南のヤードに到着すると程なくして工場から
スイッチャー君がやって来ます。
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主力機のDD40N1です。北陸重機製の40t機です。現在ここの入換は
日本製紙のグループ企業の南光運輸が担当していますが、以前は
日通が担当していたそうです。
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スイッチャー君はヤードに到着すると機回しを行い、到着貨物を牽いて
工場へ向かいます。
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列車は専用線をゆっくりとやって来ますので、追っかけも可能です。
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列車が工場内へゆっくりと吸い込まれて行きます。
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今は輸送が廃止された液化塩素タキの姿が見えます。かつては
液化塩素タキの他ラテックスのタキ車も見る事が出来ました。
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工場内の線路の様子は入口の踏切付近の外はほとんど見る事が
出来る場所が無いのですが、工場周辺にほんの数箇所だけ中を
伺う事が出来る場所があります。

写真は専用線の北端部分でお休み中のスイッチャーが留置されて
いるのを見る事が出来る他、構内入換中の列車が写真の位置まで
やって来ます。写真を見ると右側の線路の手前には荷役設備の様な
物が見られますので、かつてはラテックスのタキ車などがここに来て
いたのかもしれませんね。
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また、工場裏手に流れる阿武隈川の堤防上からも撮影が可能な
場所が数箇所あります。
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その中にはこんな場所もありました。
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なんと!液化塩素タキの荷役線です。液化塩素タキの荷役中の
姿を関係者以外が見れるのはかなりレアなのではないでしょうか。
(現在はタキ車による液化塩素の輸送は廃止されています。)
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この専用線には先に紹介した主力機のDD40N1の他にももう1両
協三製スイッチャー(DD401)が在籍しています。こちらは以前の
主力機でかつて日通が入換を担当していた時代はオレンジ色の
日通カラーに塗られていたそうです。普段は構内入換担当の為か
写真の専用線の北端部分で寝ている事が多く、動いている姿を
撮影するのは難しい子です。
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DD401が専用線を行く姿は一度だけ撮影する事が出来ました。
個人的にはこっちのシブい協三君の方が好みだったので、この子
にお会いした時は狂喜乱舞してしまいました。 ヾ(゚∀゚)ノ゜
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また、この専用線は駅南のヤードにおける列車引渡し時にJR機との
競演が見られるのも魅力的です。現在はEH500に交代しましたが、
かつてはED75との競演が見られました。
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また、ここにはJR貨物のスイッチャー君もやって来るので、専用線の
スイッチャー君との競演も見る事が出来ます。
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また行きたいな~  ( ´∀`)
posted by ぷっぷく at 01:03| 現役専用線 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする